京都ハンナリーズ北川雄一トレーナーインタビュー〈第四回〉 | 京都平川接骨院/鍼灸治療院グループ

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京都ハンナリーズトレーナー活動

京都ハンナリーズ北川雄一トレーナーインタビュー〈第四回〉

2018/04/16 | カテゴリー:京都ハンナリーズトレーナー活動

選手の異常は、検査ではなく普段のコミュニケーションで察知

 

©KYOTO HANNARYZ/B.LEAGUE

――レギュラーシーズンも後半戦に入ってきているんですけれど、ここからのチーム全体の調整方法というのはやっぱり終盤に入ってくるとまた何か変わってくるんでしょうか?

 

北川:特には変わらないです。でも日々の選手との会話とか、動きの様子を見ながら、浜口ヘッドコーチとコミュニケーションを取り練習量の強弱とかつけたり、トレーニングの強弱をつけたりしながら、なるべく選手の疲れを溜めないよう敏感になっているところはあります。

 

――そういう、選手によって「ちょっと疲れが溜まっているよ」とか、サインというか直接言ってくる選手もいるんですか?

 

北川:直接伝えてくる選手もいますし、選手との会話の端々だったり、疲れたと直接言わないですけれども、疲れてるのかなと感じ取れたりとか。だから選手とのコミュニケーションというのはすごく重要だと思いますし、彼らの発する言葉や行動には敏感になっているところがありますね。

 

――普段から、何か検査をするというよりは、コミュニケーションの中で察知していくということが重要なんですね。

 

北川:現状はそうですね。血液検査したり、尿を採ったり等できたら理想なのかもとも思うんですけれども、今の環境と現場だとこれらが出来ていないのが現状ですので、選手とのコミュニケーションの中で出来るだけ事前に察知できればなと思います。

 

トレーナーといえど、パス一本で真剣さが判断される

 

©KYOTO HANNARYZ/B.LEAGUE

――松田アシスタントトレーナーが来られて、単純に一人で見ていたのが二人でという意味で随分力になられているんじゃないかなと思うんですけれども、松田さんに期待していることというのは何が挙げられますか?

 

北川:松田アシスタントトレーナーすごく真面目なんで、この調子で引き続き頑張ってほしいと思っています。僕らの仕事というのは選手といかにいい関係を築けるかが大きな鍵になると思います。トレーナーがいくらいいストレッチができる、いくらいいテーピングができるといっても、選手との信頼関係がなければ、ケアやトレーニングはできないのではないかと思います。松田アシスタントトレーナーも引き続き選手との信頼関係を築くという事を大事にして仕事してもらえればと思います。

現在の彼の仕事にはトレーナー的な仕事以外の仕事も多くあります、例えば荷物を運んだり練習の準備をしたり、またシューティングのリバウンドを取ることも多くあります。ただ選手にどのようなパスを返すか一つで選手との信頼関係を築けるかどうかが決まってくると思います。相手が求めていることを理解してそれに応える。僕たちの仕事はこういう部分が大事だと思うんで。そういう見ないような部分をどんどん大切にして仕事を続けた、絶対いいトレーナーになると思うんですよ。スキルとか技術とかというのは、どんどんついてくると思うので。それ以前の部分というのを大事にしているので、それを感じ、考えながら今後もがんばってもらえればと思います。

 

――選手との関係性ができないとなかなかトレーナーとして関わることというのは難しいんですね?

 

北川:そうですね。特にプロの選手はすごく敏感です。この人は何考えているのか、この人は本当に俺のこと思ってくれているのか等、まずは人として尊敬されないと、いい加減な人間だと相手も信頼してくれないと思います。

 

――身体を預けられない?

 

北川:そうですね。トレーナーとしての成長も大事ですが、まずは人として成長しなさいという事は僕もずっと言われてきたし、引き続き意識している部分であります。

――なるほど。トレーナーと選手でも、まずは一対一の人間関係を構築するということなんですね?

 

北川:そうですね。とても重要だと思います。

 

――でもそれがリバウンド取って返すパスの質も?

 

北川:とても大事だと思います。

 

――それによって判断されるんですね!?

 

北川:すごく判断されると思います。僕もバスケ経験者ではないし、松田アシスタントトレーナーも違うんですよ。最初あまり良いパスしなかったんですよ。ポーンとふわっとしたパスで。でも選手はけっこう言ってきます。外国人なんかも。「もうお前とシューティングしない」とか言われたり。結局は選手が望んでいることを理解しているかいないか(この場合はパスをしっかり返して欲しいという希望)、それに応えれるかがトレーナーとしてとても重要だと思います。

 

――じゃあトレーナーになるためにはパスの練習も必要ですね。

 

北川:そういうことです。

 

©KYOTO HANNARYZ/B.LEAGUE

競馬のパドックと同じ、選手の状態を見るのも面白い

 

――なるほど、ありがとうございました。じゃあ最後にハンナリーズのファンの方に北川さん目線の、トレーナー目線の観戦のポイントとか教えてもらえますか。

 

北川:トレーナー目線での試合観戦? そうですね……まぁちょっとスポーツ好きな人とかバスケ経験者の人は、ウォームアップを見てほしいと思うんですね。ウォームアップの様子でその日の選手の調子が見えてくるのではと思います。 僕は他のチームのウォームアップ見るのがすごく好きなんです。これもちょっとトレーナー目線なんですけど、このトレーナーの人はどんな考えでウォームアップしているのかなとよく観察して考えます。ファンの人は「今日この人元気そうやな」とか、「今日はいいプレーをしてくれそうやな」等、少し違った目線で観戦するのも面白いのではないかと思います。試合中もベンチの横でストレッチしたりとか、いろいろやっている選手もいますし。

©KYOTO HANNARYZ/B.LEAGUE

マネージャーの仕事も兼ねる松田アシスタントトレーナー

 

――松田アシスタントトレーナーはチームスポンサーでもある京都医健専門学校の卒業生ですね。チーム内ではアシスタントトレーナーとしてどんな役割がありますか?

 

松田:そうですね、さっき雄一さんが言われた通り、今は実際は雑用、雑務的なところ、例えば荷物を運んだり、リバウンドを拾ったり練習・試合会場の準備をしたり、という一般的にイメージするマネージャーみたいな業務のほうが今は多いです。

 

北川:今シーズン当初はマネージャーがいませんでしたので僕がマネージャー業務もおこなっていました。そこに松田アシスタントトレーナーが就任したので、まずはこのマネージャー業務を一緒にカバーしてやってもらって、というのが入りだったんですよね。

しかし最近は、選手からもいろいろとオーダーされるようになってきています。パスも上手になったんで(笑)

 

 

――では、そんな北川トレーナーに影響を受けたことというのは、どんなことがありますか?

 

松田:僕はBリーグに関わるのは、実際2年目になるんすけど、一つのチームでずっと見ているというのは、ハンナリーズが初めてなんです。もちろんチームで動く時間、選手、スタッフといる時間が長いので、トレーナーの雄一さんが選手とコーチ、スタッフ同士、それからフロントスタッフももちろん、他にも相手チームのトレーナーさんとかと、どういうやりとりをしているのかというのも見たり聞いたりして、いろんなところを参考にしています。

トレーナーとしての仕事という部分で言えば、選手のコンディショニングチェック・ケア、トレーニングというところでもちろん、中身であったり、どういうトレーニング・どういう意図があるのかというのもすべてが勉強になっています。

 

――やはり、この先もこういうプロのチームでのトレーナー活動を継続してやっていくということが目標になるんですか?

 

松田:そうですね。できるとこまでやりたいなと思います。

 

――プロのチームでのアシスタントトレーナーから、そこから順を追ってトレーナーになっていくというケースは多いんですか?

 

北川:アシスタントトレーナーからヘッドトレーナーという流れは多いケースだと思います。この世界は、人と人とのネットワークで仕事がどんどんつながっていくので、先ほども言った通り、僕たちの仕事は人相手の仕事なので、人として信頼が出来ない人を他のチームや職場に紹介できないですよね。そういう紹介とか口コミでどんどん人が動いているので、やはり一つの場所でちゃんと仕事をして、この人は人間的にもいい人だってなれば、声がかかりますよね。

 

高い意識を持って一日一日頑張っていると、声をかけてくれる人が出る

 

©KYOTO HANNARYZ/B.LEAGUE

――松田アシスタントトレーナー、スポーツ科の後輩であったり、鍼灸師もこういうトレーナー業務を志している方に、どういったことを頑張ればいいか教えてもらえますか?

 

松田:そうですね、在学中とかは僕が意識していたことでもあるんですけれども、しっかり目標を大きいのでも小さいのでもいいんで自分で作って、それを一緒に目指せる仲間を見付けて生活できたら良いと思います。僕は、ATを現役で取るという目標があって、正直、けっこう厳しいなって個人的には思っていたんです。一人やと。でも2年に上がったときに、同じように「現役でAT取りたい」という子がいたんで、じゃあ一緒にやろうということで、僕ら3人でよく一緒に勉強したり話し合ったりしていて、そういう子らとは今もつながりがあるんですけど、やっぱりそういう仲間がいたから、もちろん現役でAT取れたなというのもあるし、ちゃんと頑張っていたら、先生も評価して見てくれるので、そういうところで信頼関係を築けたら一歩ずつ目標に近づいていくと思います。。

 僕は今回ハンナリーズに声をかけてもらえて、最初は先生からの紹介というのが一番最初にあったんで、そういうときに先生が話をもらってきたときに、「コイツなら紹介できそうだな」と思ってもらえるように先生とか横や上の繋がりやネットワークとかを作っておくこともすごい大事です。

しっかり高い目標、高い意識を持って一日一日頑張っていってもらえたら良い結果が待っているんじゃないかなと思います。

 

――松田さんみたいになれますか?

 

松田:全然余裕でなれます(笑)。

 

――なるほど。今日のお話しの中で、チーム内で選手をサポートするのも、選手との人間関係がすごく大事ですし、こういうチームに携わる前の段階からも、横のつながりというかAT、トレーナーの中での横のつながりの人間関係とかも、相当重要な業界だと感じましたけれども、やはりそうですか?

 

北川:そうですね。あとは勉強会とか講習会やセミナー等に顔を出すと、同じ考えを持った人が集まって、そこでネットワークが生まれたりするので大事ですね。 僕達は今チーム付きなので、なかなか外には出にくいのですけれども、僕もチャンスがあれば外に出て、いろいろな人に会いたいと常に思っていますし、こういうことも積極的におこなう事が大事だと思っています。

 

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